HTML <input type="color"> 属性値
<input> 要素の color は、視覚的なカラーピッカーインターフェイスを使用したり、CSS 色値の決められた形式でテキストフィールドに色を入力したりして、ユーザーが色を指定できるユーザーインターフェイス要素を提供します。
この要素の外見は、ブラウザーやプラットフォームによって大きく異なります。基本的なテキストの入力フィールドで、入力された色情報が文字列の検証のみを行う入力フィールドであったり、プラットフォームの標準カラーピッカーや、独自のピッカーウィンドウを表示するなど、ブラウザーやプラットフォームにより大きく異なることがあります。
試してみましょう
<p>色を選択してください:</p>
<div>
<input type="color" id="foreground" name="foreground" value="#e66465" />
<label for="foreground">前景色</label>
</div>
<div>
<input
type="color"
id="background"
name="background"
value="oklab(50% 0.1 0.1 / 0.5)"
colorspace="display-p3"
alpha />
<label for="background">背景色</label>
</div>
p,
label {
font:
1rem "Fira Sans",
sans-serif;
}
input {
margin: 0.4rem;
}
値
CSS 色値です。
メモ:
従来は、基本的な 16 進表記の色(アルファチャンネルなし)のみが許可されていました。現在では、名前付きの色、関数記法、アルファチャンネル付きの 16 進表記など、あらゆる CSS の色表記書式を使用することができます。value が省略された場合、または無効な場合、デフォルト値は #000000(黒)となります。
追加の属性
グローバル属性や、すべての <input> 要素に共通する input 属性 に加え、color 入力要素は以下の属性も対応しています。
alpha-
論理属性で、存在する場合、その色はエンドユーザーによって不透明度を調整可能であり、完全に不透明であるとは限りません。
colorspace-
色の色空間を定義し、カラーピッカーウィジェットの望ましいインターフェイスを示します。取りうる列挙値は次の通りです。
"limited-srgb": 色は sRGB 色空間で指定されます。この色空間にはrgb()、hsl()、hwb()、<hex-color>値が含まれます。色値は、r、g、b各要素につき 8 ビットに制限されます。これがデフォルト値です。"display-p3": Display P3 色空間、例えばcolor(display-p3 1.84 -0.19 0.72 / 0.6)です。
色入力フィールドの使用
type が color の入力フィールドは、対応する属性の数が限られているので単純です。
デフォルト色の設定
上記の例でデフォルト値を設定するように変更すると、カラーピッカーがあらかじめデフォルト色で塗りつぶされ、カラーピッカーも(もしあれば)その色がデフォルトになります。
<input type="color" value="#ff0000" />
<input
type="color"
id="body"
name="body"
value="oklab(50% 0.1 0.1 / 0.5)"
colorspace="display-p3"
alpha />
値を指定しない場合、または値が無効な状態であるか、ブラウザーが対応していない場合、値はデフォルトで #000000(不透明な黒)になります。
色の変更の追跡
ほかの <input> 型と同様に、input および change イベントで色の変化を検出することができます。input は <input> 要素で色が変更されるたびに実行されます。change イベントはユーザーがカラーピッカーを閉じたときに実行されます。どちらの場合も、新しい値は value で調べることができます。
次の例は、色の変更をずっと監視します。
colorPicker.addEventListener("input", updateFirst);
colorPicker.addEventListener("change", watchColorPicker);
function watchColorPicker(event) {
document.querySelectorAll("p").forEach((p) => {
p.style.color = event.target.value;
});
}
値の選択
ブラウザーがカラーピッカーインターフェイスに対応していない場合、カラー入力の実装はテキストボックスとなり、値が正しい形式であることを確認するために、自動的に中身を検証することになります。この場合、select()メソッドを使用して、現在編集フィールドに使用されているテキストを選択することができます。
ブラウザーがカラーピッカーなどを提供している場合、select() は何もしません。いずれの状況でもコードが動作するように気をつける必要があります。
colorPicker.select();
検証
ユーザーエージェント が値を正しい形式である 7 桁の小文字の 16 進記法に変換できない場合、値は無効であると見なされます。このときは :invalid 擬似クラスが要素に適用されます。
例
change および input イベントを追跡して、新しい色を取得し、その度に文書の <p> 要素に適用する例をもう少し作成してみましょう。
HTML
HTML はかなり単純です。数段落の説明的な素材と、 ID が color-picker で color 型の <input> があり、これを使用して段落のテキストの色を変更することになります。
<p>
<code><input type="color"></code> コントロールを使用する例です。
</p>
<label for="color-picker">色:</label>
<input type="color" value="#ff0000" id="color-picker" />
<p>
カラーピッカーを動かしたときに段落の色が変わるのを見てください。カラーピッカーに変更を加えると、最初の段落の色が、プレビューとして変化します(<code>input</code> イベントを使用します)。カラーピッカーを閉じると、<code>change</code> イベントが実行され、全ての段落が選択された色に変化することが分かります。
</p>
JavaScript
初期化
次のコードで色入力フィールドを初期化します。
const defaultColor = "#0000ff";
const colorPicker = document.querySelector("#color-picker");
colorPicker.value = defaultColor;
colorPicker.addEventListener("input", updateFirst);
colorPicker.addEventListener("change", updateAll);
colorPicker.select();
これは color の <input> 要素の参照を取得して colorPicker という変数に格納し、色入力フィールドの値を defaultColor を設定します。次に、input イベントに updateFirst() 関数を、change イベントに updateAll() 関数を指定します。これらについては後述します。
最後に select() を呼び出し、色入力のテキストコンテンツを選択します。これはカラーピッカーが提供されていないなどで、テキスト入力フィールドとして表示された場合に利用します。
色の変更に応答させる
色の変更に反応する 2 つの関数を与えています。updateFirst() 関数は input イベントによって呼び出され、文書の最初にある段落要素の色を変えて、入力フィールドの新しい値と一致させます。 input イベントは値を調整する(例えば明るさを増加させるなど)たびに実行されるため、カラーピッカーが使用される毎に繰り返して実行されます。
function updateFirst(event) {
const p = document.querySelector("p");
if (p) {
p.style.color = event.target.value;
}
}
カラーピッカーが閉じられると、(ユーザーがカラーピッカーを再び開かない限り)値が再び変化することはないことを示す change イベントが要素に送られます。そのイベントを updateAll() 関数で処理し、 Event.target.value を使用して最終的に選択された色を取得します。
function updateAll(event) {
document.querySelectorAll("p").forEach((p) => {
p.style.color = event.target.value;
});
}
これは、すべての <p> ブロックの色を設定して、その color 属性が色入力フィールド(event.target を使用して参照される)の現在の値と一致するようにするものです。
結果
最終的な結果は次のようになります。
技術的概要
| 値 |
小文字の 16 進数で <color> を定義する 7 文字の文字列
|
| イベント |
change および
input
|
| 対応する共通属性 |
autocomplete および
list
|
| IDL 属性 | list および value |
| DOM インターフェイス | HTMLInputElement |
| メソッド |
select()
|
| 暗黙の ARIA ロール | 対応するロールなし |
仕様書
| Specification |
|---|
| HTML> # color-state-(type=color)> |
| HTML> # attr-input-alpha> |
| HTML> # attr-input-colorspace> |